爪皮(読み)ツマカワ

デジタル大辞泉 「爪皮」の意味・読み・例文・類語

つま‐かわ〔‐かは〕【爪皮/爪革】

雨や泥などをよけるために、下駄などの爪先につけるおおい。爪掛け。

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精選版 日本国語大辞典 「爪皮」の意味・読み・例文・類語

つま‐かわ‥かは【爪皮・爪革】

  1. 〘 名詞 〙つまがけ(爪掛)
    1. [初出の実例]「印の傘をさしかざし高足駄の爪皮(ツマカワ)今朝よりとはしるき漆の色」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉一三)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「爪皮」の意味・わかりやすい解説

爪皮
つまかわ

爪掛

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世界大百科事典(旧版)内の爪皮の言及

【爪掛】より

…紙,革,布などに防水塗料を塗り,後歯にひもをかけて用いる。なめした革が多く用いられたのでツマカワ(爪皮)というが,下駄の先(向う)に掛けて用いるので,ハナカワ(端皮),ムコウガケ(向掛け)ともいう。雪国でわらじや草履の爪先に掛けて用いるわらのおおいもツマカケと呼び,防寒に使われる。…

※「爪皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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