片間村
かたまむら
[現在地名]出石町片間
三木村の北西にある。集落は国府道の出石郡と気多郡の郡境にあたる袴間坂の登り口の北方、西山の麓に発達。出石封内明細帳によると拝領高三六六石余・改出高四四石余、これらの内訳は屋敷三石余・麻畑一石余・田方三九三石余・畑方一二石余、ほかに古新発高一石余・新発高一斗余、家数三二・人数一四六。小物成として茶代米二石三斗余・山手米七斗余・川役銀七匁余、桑代の真綿三五三匁余ほかを納めている。集落は比較的高所に位置するが、田地は集落東方の低地に広がり、周辺の諸村と同様に毎年のように冠水した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 