片髷(読み)かたわげ

精選版 日本国語大辞典 「片髷」の意味・読み・例文・類語

かた‐わげ【片髷】

  1. 片髷〈当世かもじ雛形〉
    片髷〈当世かもじ雛形〉
  2. 〘 名詞 〙 江戸時代、笄(こうがい)を用いて結った女性髪形初めは髪を頭上に巻き上げ、笄でとめる簡単なものだったが、のちには複雑で装飾的になる。
    1. [初出の実例]「江戸の洗ひ髪は、いかにしてもしゃれてよし。かつやまも面白し。かたわげなど見苦し」(出典:随筆・独寝(1724頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android