版刻(読み)はんこく

精選版 日本国語大辞典 「版刻」の意味・読み・例文・類語

はん‐こく【版刻・板刻】

  1. 〘 名詞 〙 書籍絵画などを版木に刻むこと。
    1. [初出の実例]「未板刻者。可惜也」(出典空華集(1359‐68頃)一二・敬序仏光師祖留題清見関唱和板首)
    2. [その他の文献]〔輟耕録‐六蘭亭集刻〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の版刻の言及

【印刷工】より

…戦後は,1946年に全日本印刷出版労働組合が組織されたが,内外の諸情勢に対応できずに分裂を重ね,現在は,全国印刷出版産業労働組合総連合会(略称,全印総連),全東京印刷出版労働組合連合会(略称,東京印労)がある。【矢作 勝美】
[中国]
 中国で活字本とか,抄本つまり写本とかでなく,板に彫った〈版木(はんぎ)〉を用いて印刷した書物のことを刊本,版本,刻本,雕本などと呼び,またそのように彫る行為を版刻,雕版などという。そして版刻の職人を刻工と呼んだ。…

※「版刻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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