牛にひかれて善光寺参り(読み)ウシニヒカレテゼンコウジマイリ

デジタル大辞泉 「牛にひかれて善光寺参り」の意味・読み・例文・類語

うしにひかれて善光寺ぜんこうじまい

信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から》思ってもいなかったことや他人誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牛にひかれて善光寺参り」の意味・読み・例文・類語

うし【牛】 に ひかれて善光寺参(ぜんこうじまい)

思いがけないことが縁で、また、自身発意ではなくて、偶然、よい方に導かれること。
※俳諧・世話尽(1656)曳言之話「牛にひかれて善光寺(ゼンクヮウジ)参」

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