牛倉村
うしぐらむら
[現在地名]新城市牛倉
大宮村の西北、川上村の北で茶臼山を境とする。近世を通じて新城藩領。慶長九年(一六〇四)の検地帳では、田一三町七反余・一七四石余、畑・屋敷(一五筆)三町三反余・三七石六斗余である。字名に、むねくに・さねくに・いやしき・まん所など、中世的な地名がみられる。もっとも「さねくに」は真国村、また「くろ口」は寛永五年(一六二八)に分村した黒口村であって、この検地帳は三村を合わせたものであり、近世初頭にこの三村は一村と意識されていたらしい。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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