牛妻村(読み)うしづまむら

日本歴史地名大系 「牛妻村」の解説

牛妻村
うしづまむら

[現在地名]静岡市牛妻

安倍川中流の左岸沿い、竜爪りゆうそう山の南西に位置し、南は門屋かどや村。戦国期は三輪みわ郷に属する。永禄一二年(一五六九)二月一八日に小田原北条方の伊波大隅守に援軍を求めた宗定等連署状(南条文書)に、安部一揆勢が敵を引籠めた地として「牛妻」がみえる。天正一二年(一五八四)一二月三日に作成され徳川氏奉行中に提出された三輪郷棟別指出(稲葉文書)に「うしつま村」の住人の家一軒が記載されている。慶長九年(一六〇四)八月の三輪之内牛嬬村御縄打水帳(望月家文書)によると田四町一反余・畑二町五反余、屋敷二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android