牛神村(読み)うしがみむら

日本歴史地名大系 「牛神村」の解説

牛神村
うしがみむら

[現在地名]中津市牛神

中津城下の東方に位置し、東は一松ひとつまつ村、北は蠣瀬かきぜ村、南は沖代おきだい平野の水田地帯。明徳五年(一三九四)三月三日のうしかミ六郎田地去状(永弘文書)に「一松殿よりへんふんの内、はまたにしの四反を、もミ四石八斗ニ、おやにて候うしかミ の御房本物返ニ給て候を、くしん六郎たひて候を、ちきやうつかまつり候を」とみえる。この内容は、牛神のけんとうなる者が隣村の一松氏から弁分の田を買ったが、違乱があったので代地に蠣瀬牛丸名の地をもらったけれど、同様なことになったので代籾を返してもらったというものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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