牛蒡抜(読み)ごぼうぬき

精選版 日本国語大辞典 「牛蒡抜」の意味・読み・例文・類語

ごぼう‐ぬきゴバウ‥【牛蒡抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 牛蒡土中から抜くように ) 棒状のものを一気に抜き取ること。
    1. [初出の実例]「引抜く首は葉付きの蕪、入道殿でも牛蒡抜(ゴボウヌキ)」(出典:浄瑠璃・丹生山田青海剣(1738)三)
  3. 多くの中から一つずつを勢いよく抜き出すこと。人材を他から引き抜いたり、ピケ隊の人員を検挙や排除のために一人ずつ引き抜いたりすること。また、競走などで、数人を一気に抜き去ったりすることなどにもいう。
  4. 相場取引で、証拠金なしで相場をしかけ、損は仕払わないで利益金だけを取ること。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む