牧崎村(読み)まきざきむら

日本歴史地名大系 「牧崎村」の解説

牧崎村
まきざきむら

[現在地名]熊本市花園はなぞの二―四丁目

本妙寺ほんみようじ(二一二メートル)の東南部に位置し、本妙寺参道に沿う。東は井芹いせり川を挟み京町きようまち村、北は井芹村、西は島崎しまさき村に接する。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳では田方三五町五反余・畠方八町五反余、分米五二五石一斗余とある。同一三年の検地帳では田畠合計四一町七反余・分米四七八石五斗余、家数四四、男三六・女二四、牛七のほか、茶畑三畝余、柿木二本を記す。寛永一二年(一六三五)の地撫帳では当竿前田畠合計三八町余・四三三石余で、他に新地として畠方六反余・三石余を記載する。宝暦八年(一七五八)の下ケ名寄帳では池田手永に属し、惣畝数三二町八反五畝余で、このうち本地三〇町九反余・新地八反余・諸開一町一反余で、庄屋善五郎のほか頭百姓八・小百姓二二がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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