物のゆえ(読み)もののゆえ

精選版 日本国語大辞典 「物のゆえ」の意味・読み・例文・類語

もの【物】 の ゆえ

  1. 物事の深い情趣や風趣。もののすぐれたおもむき。
    1. [初出の実例]「もののゆへしる友達のもとにこれのみぞかねて月みるらんとて、かかる歌をよみて遣しける」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)
  2. 物事の正しい道理や由緒
    1. [初出の実例]「もののゆへ知りたらむ工匠、二三人を賜はりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む