物めかす(読み)モノメカス

デジタル大辞泉 「物めかす」の意味・読み・例文・類語

もの‐めか・す【物めかす】

[動サ四]目に立つようにする。重々しく見えるようにする。
「今、人の―・し給ふに」〈落窪・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物めかす」の意味・読み・例文・類語

もの‐めか・す【物めかす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「めかす」は接尾語 ) 目に立つようにする。ものものしく見えるようにする。いかにもそれらしくする。一人前のようにする。
    1. [初出の実例]「今人の物めかし給ふに、我せし事を人のせんやうにの給はなんぞ」(出典:落窪物語(10C後)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android