物思(読み)ものおもい

精選版 日本国語大辞典 「物思」の意味・読み・例文・類語

もの‐おもい‥おもひ【物思】

  1. 〘 名詞 〙 物事を思うこと。思いにふけること。また、思い煩うこと。心配うれい。悩み。
    1. [初出の実例]「としふればよはひはおいぬしかはあれど花をしみれば物思もなし〈藤原良房〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・五二)

もの‐もい‥もひ【物思】

  1. 〘 名詞 〙 「ものおもい(物思)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「防人に行くは誰が背と問ふ人を見るがともしさ毛乃母比(モノモヒ)もせず」(出典万葉集(8C後)二〇・四四二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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