物深し(読み)モノフカシ

デジタル大辞泉の解説

もの‐ふか・し【物深し】

[形ク]《「ものぶかし」とも》
奥まっている。奥深い。
「鳥の声も…口を籠めながら鳴けばいみじう―・く遠きが」〈・七三〉
思慮深い。重々しい。
「かれはなほいと―・う、人がらのめでたきなど」〈・浮舟〉
奥ゆかしい。趣が深い。
「耳なれぬけにやあらむ、いと―・くおもしろしと」〈・椎本〉
縁故・関係が深い。
「―・からぬ人も涙留め難し」〈栄花・初花〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ものふかし【物深し】

形ク
奥まっている。奥深い。 ゆくりなう-・きおまし所になむ/源氏 若紫
思慮深い。趣深い。 いとあさましく柔かにおほどきて、-・く重き方はおくれて/源氏 夕顔
つながりがつよい。縁が深い。 - ・からぬ人も涙とどめ難し/栄花 初花

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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