日本歴史地名大系 「物理郷」の解説 物理郷もとろいごう 岡山県:備前国磐梨郡物理郷「和名抄」高山寺本に「毛止以へ」、東急本に「毛止呂井」の訓がある。もと上道郡に属したが、「続日本紀」天平神護二年(七六六)五月二三日条で、同郡の肩背(かたせ)・沙石(さいし)の二郷と他郡の三郷とともに藤野(ふじの)郡(のちの和気郡)に隷したとある。郷域について「日本地理志料」「大日本地名辞書」「岡山県通史」ともに現赤磐(あかいわ)郡瀬戸(せと)町森末(もりすえ)・寺地(てらじ)・光明谷(こうみようだに)・瀬戸・下(しも)・沖(おき)の地域に比定するが、正確なことは不明である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by