…生没年不詳。1180年(治承4)焼失し重源(ちようげん)が大勧進職となって再建した東大寺の工事を,宋人の陳和卿(ちんなけい),日本人工匠の物部為里(もののべのためさと)とともに担当した。86年(文治2)4月10日,為里とともに周防の杣山(そまやま)に入って再建用の材木を探し,90年(建久1)10月26日に駿河権守に任命された。…
…また1239年(延応1)上棟の東福寺仏殿の大工をつとめていることを示す記録もあり,鎌倉時代に宋からもたらされた新様式である大仏様(天竺様)の技術を身につけていたのではないかと思われる。これよりやや早い時期に同姓で伊勢権守(東大寺大工)の物部為里(ためさと)も活躍しており,同一人とする説もあるが,為国はその子と考えてよかろう。大工の個人的活動がほとんど不明な時代にあって,ようすのわかる貴重な存在である。…
※「物部為里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...