牯嶺(読み)これい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「牯嶺」の意味・わかりやすい解説

牯嶺
これい / クーリン

中国、江西(こうせい/チヤンシー)省北部の九江(きゅうこう/チウチヤン)にある避暑地。盧山(ろざん/ルーシャン)の頂上付近に位置する。山容が牛の姿に似ているのでこの名がある。清朝(しんちょう)末期の光緒(こうしょ)年間にイギリス、フランス、アメリカの諸国に、長江(ちょうこう/チャンチヤン)(揚子江(ようすこう/ヤンツーチヤン))沿岸の外国人用避暑地として租借されたが、1935年中国に返還された。開放後は保養所、療養所、文化センターなどの施設がつくられ、また政府、党の重要会議が開かれる。開放前は籠(かご)で登ったが、いまは自動車道が通じる。

[河野通博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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