特定大学技術移転事業(読み)とくていだいがくぎじゅついてんじぎょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「特定大学技術移転事業」の意味・わかりやすい解説

特定大学技術移転事業
とくていだいがくぎじゅついてんじぎょう

大学や試験研究機関等に眠っている技術を産業界に役だてようとする事業。大学等技術移転促進法が1998年(平成10)8月に施行され、当初は東京大学、東北大学早稲田大学など、全国10余りの大学で技術移転機関TLO:Technology Licensing Organization)が設立されてスタートした。TLOは、実用化につながる技術の研究を大学に促したり、産学共同研究を斡旋(あっせん)、さらには研究成果の特許を取得し、企業に売り込んで使用料収入を大学に還元したりする。2014年4月時点で、大学等技術移転促進法に基づき事業計画承認・認定されたTLOは40機関ある。

[原 正輝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む