特筆大書(読み)トクヒツタイショ

デジタル大辞泉 「特筆大書」の意味・読み・例文・類語

とくひつ‐たいしょ【特筆大書】

[名](スル)特に目立つようにしるすこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「特筆大書」の意味・読み・例文・類語

とくひつ‐たいしょ【特筆大書】

  1. 〘 名詞 〙 特に目立つように書きしるすこと。
    1. [初出の実例]「希臘哲学史上に一の時代と一の時勢を生じ、知識上の大革命を成就したる大功業をば、特筆大書せられたる所の彼のソクラチスたらんことを願ふこと也」(出典:新日本之青年(三版)(1888)〈徳富蘇峰〉第十九世紀日本の青年。及其教育)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「特筆大書」の解説

特筆大書

特に目立つように大きく書くこと。転じて、特に強調することのたとえ。

[活用] ―する。

[使用例] これはいかにも平凡な発見のようではあるが、しかし、私はこの貧しい手記の中に最も力をこめて特筆大書して置きたいような、何だか、そんな気がしてならないのである[太宰治惜別|1945]

[使用例] 釜さんと私との交遊について、特筆大書すべき大椿事は、私が釜さん夫妻の月下氷人を相勤めたということである[徳川夢声*いろは交友録|1953]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android