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月下氷人 げっかひょうじん

大辞林 第三版の解説

げっかひょうじん【月下氷人】

〔「続幽怪録」や「晋書索紞伝」より。「月下老人」と「氷人」からつくられた語〕
結婚の仲立ちをする人。なこうど。媒酌人。月下翁。 → 氷人

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

月下氷人
げっかひょうじん

月下の老人と氷上の人の意で、婚姻の媒酌人をいう。中国、唐の韋固(いご)という独身者が旅行中、宋(そう)城で、月下に赤い紐(ひも)の出た袋にもたれかかり読書する1人の老人に出会った。韋固がその赤紐の由来を問うと、老人は「縁結びの紐で、これで夫妻の足を結べば、どんな遠くの人でも、敵同士でも、夫婦になるのだ」と答え、韋固の未来の妻を予言した。14年後、韋固は郡主の娘と結婚したが、それは老人の予言どおりの娘であったと、『続幽怪録』が伝える。一方、晋(しん)代に索(さくたん)という名高い占い師があり、そのもとを狐策(こさく)が訪ね、「氷の上に立って氷の下の人と話をした」という夢占いを求めた。すると索は「氷の上下は陰陽であるから、それはあなたが結婚の媒酌をするという前兆だ」と判じた。のち狐策は大守の息子の仲人を勤めることとなったと、『晋書(しんじょ)』「芸術伝」は伝える。[田所義行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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