犬射馬場(読み)いぬいばば

日本歴史地名大系 「犬射馬場」の解説

犬射馬場
いぬいばば

鎮西探題に関係する地名。江戸時代の万行寺前まんぎようじまえ(俗称馬場町)から東隣の馬場ばば新町付近に比定される。鎌倉時代に犬射すなわち犬追物を行った場所と考えられるが、乾(北西)の馬場とする説もある。元弘二年(一三三二)三月一三日、鎮西探題討伐のため挙兵した菊池武時らは「犬射馬場」で探題方に討たれ、首級をここに懸けられた(博多日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む