狂言自殺(読み)キョウゲンジサツ

デジタル大辞泉 「狂言自殺」の意味・読み・例文・類語

きょうげん‐じさつ〔キヤウゲン‐〕【狂言自殺】

死ぬつもりがないのに、自殺のふりをして人をだますこと。
「金につまると―をして田舎の親たちを、おどかす」〈太宰・東京八景〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「狂言自殺」の意味・読み・例文・類語

きょうげん‐じさつキャウゲン‥【狂言自殺】

  1. 〘 名詞 〙 人をだますための、見せかけの自殺。
    1. [初出の実例]「それが狂言自殺だなぞと云ふ非難もあると」(出典:湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android