狐落(読み)きつねおち

精選版 日本国語大辞典 「狐落」の意味・読み・例文・類語

きつね‐おち【狐落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人にとりついた狐が、その人から離れ去ること。狐つきがなおること。
  3. ( よく客をだますところから遊女を狐にたとえて ) 遊客に寄り添っていた遊女が、朝になって客から離れること。
    1. [初出の実例]「山本やの坐敷に其角が句がごぜへした。まへ書が傾城よ客よ。かりにも無常を観ずべからずとして、『時鳥只あり明の狐落(キツネオチ)』」(出典洒落本・一目土堤(1788))

きつね‐おとし【狐落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 狐を捕えるわな。
  3. 人に乗り移った狐を追い払って、狐つきの病気を直すこと。また、その術。きつねさげ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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