狗子川村(読み)くじのかわむら

日本歴史地名大系 「狗子川村」の解説

狗子川村
くじのかわむら

[現在地名]那智勝浦町狗子くじかわ

那智湾に南面し、北は高津気こうづけ村、東は宇久井うぐい村。熊野街道大辺路が通る。村の西部海岸近くに赤色あかいろ地名がある。応永二八年(一四二一)八月一〇日の執行道珍跡配分目録写(米良文書)の道珍より譲られた寛宝坊分の田数のなかに「鬮河田二反米六斗赤色御所地壱貫田一反」とみえ、この「鬮河」は当地をさすとされる。慶長検地高目録によれば村高一一三石余、小物成三斗七升二合。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む