日本歴史地名大系 「狼沢村」の解説 狼沢村おおかみざわむら 岩手県:花巻市狼沢村[現在地名]花巻市狼沢湯本(ゆもと)村の南に位置し、南東は西宮野目(にしみやのめ)村。オイノサワ、オイヌザワ、オエノザとも称した。室町―戦国期には稗貫氏家臣狼沢氏の本拠地であったと伝え、永享七―八年(一四三五―三六)の和賀稗貫の動乱に際し、南部勢らに抗して十八(さかり)ヶ城に立籠った軍勢のうちに「狼沢」の名が載る(吾妻むかし物語)。正保国絵図に村名がみえ、高一四一石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付には蔵入高二六二石余とあり、七ヵ年平均の免は三ツ三分七毛。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by