猪木谷村(読み)いのきだにむら

日本歴史地名大系 「猪木谷村」の解説

猪木谷村
いのきだにむら

[現在地名]益田市猪木谷町

匹見ひきみ川に流入する名原木なはらぎ川・猪木谷溢いのきだにえき川の渓谷と匹見川右岸に位置し、西は小野おの村、北は栃山とちやま村。地名榎谷えのきだにともいい、大きなエノキが存在したためという(石見八重葎)。匹見川の河谷に三水さんすい廿一つつぬけ川平かわひら集落があり、名原木川の河谷に猪木谷上・猪木谷下の集落がある。江戸時代の支配の変遷高津たかつ村と同じ。元和三年(一六一七)の竹村丹後守引渡証文(亀井家記稿本)に村名がみえ、高一二八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android