猪田郷(読み)いだごう

日本歴史地名大系 「猪田郷」の解説

猪田郷
いだごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに訓を欠く。「日本地理志料」は「韋太」と読む。天喜四年(一〇五六)二月二三日付散位藤原実遠所領譲状案(東南院文書)に「猪田郷 四至東限阿我条格 南限防道岡 西限治田村 北限大内堺」とある。天治元年―久安元年(一一二四―四五)成立の伊賀国大田文断簡(東大史料編纂所蔵)には「猪田郷三百六十四丁三段小 石打庄田十丁半 待賢門院御庄三十八丁一段 殿下御庄五丁六段六十歩 勅旨田二丁七段 六条院御庄出作三丁一段 神戸出作三百一丁八段小 公分二丁九段小」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android