猪面村(読み)いのめんむら

日本歴史地名大系 「猪面村」の解説

猪面村
いのめんむら

[現在地名]神埼町大字尾崎おざき字猪面

神埼宿の西北城原じようばる川の西岸に位置する。正保絵図に村名がみえる。猪面は「忌部」の転訛櫛田くしだ宮の祭祀に関係して定着したものとされる。

天保七年(一八三六)の御祓配帳(仁比山神社蔵)によれば戸数一一。嘉永六年(一八五三)写の大小配分石高帳によれば、知行主では川久保神代かわくぼくましろ家の鍋島弾馬が地米(年貢)高三四七石六斗九升三合で最も多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android