猫に木天蓼(読み)ねこにまたたび

ことわざを知る辞典 「猫に木天蓼」の解説

猫に木天蓼

大好物のたとえ。また、何か物を与えたときに効果が著しいことのたとえ。

[使用例] 私はにわかに周章あわてだして薬屋からまたたびを買って来さした。指の先にその粉をつけて舐めさせるとともに、女中に飯にも少しずつ入れて食わせるようにと言いつけた。猫にまたたびとはよく言ったもので、霊験いやちこなのには実に驚いた[上原虎重*猫の歴史|1954]

[解説] マタタビは猫の好物で、その実を食べたり香りを嗅ぐと恍惚となるといいます。「お女郎に小判」「泣く子に乳(飴)」などと続けることもあります。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android