好物(読み)コウブツ

デジタル大辞泉 「好物」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぶつ〔カウ‐〕【好物】

すきな飲食物。また一般に、すきな物や事柄。「酒が大の好物だ」

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精選版 日本国語大辞典 「好物」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぶつカウ‥【好物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 好いもの。すばらしいもの。〔春秋左伝‐昭公二五年〕
  3. 病気などによくきき、また、健康のためによい飲食物。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 好んで食べるようなよい物。すきな飲食物。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「それでは日比(ひごろ)かうぶつな琉球芋が食はれぬと」(出典浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)上)
  5. 一般的に、すきな物や事柄。このみ。
    1. [初出の実例]「心少うはきなるやうにて、またおもしろし、一義好物(カウブツ)なり」(出典:評判記・満散利久佐(1656)大和)

こう‐もつカウ‥【好物】

  1. 〘 名詞 〙こうぶつ(好物)〔運歩色葉(1548)〕

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普及版 字通 「好物」の読み・字形・画数・意味

【好物】こう(かう)ぶつ

よいもの。唐・白居易〔簡簡吟〕詩 大(おほむ)ね好物は堅牢(けんらう)ならず 雲は散じ易く、璃(るり)は(もろ)し

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