上原虎重(読み)ウエハラ トラシゲ

20世紀日本人名事典 「上原虎重」の解説

上原 虎重
ウエハラ トラシゲ

大正・昭和期の新聞記者 東京日日新聞取締役主筆



生年
明治23(1890)年10月3日

没年
昭和27(1952)年2月2日

出生地
群馬県

学歴〔年〕
正則中学校夜間部卒

経歴
大正6年大阪毎日新聞の海外留学生試験に合格して入社インドロンドン留学の後、ニューヨーク、パリ特派員となった。昭和7年電車事故で片足を切断したが、外国通信部長、編集総務を経て17年東京日日新聞(後の毎日新聞)編集主幹、取締役主筆となった。国際政治論に健筆をふるったが、敗戦と同時に社を辞めた。「チャーチル大戦回顧録」を翻訳遺著に「猫の歴史」がある。参院議員の紅露みつは妹。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上原虎重」の解説

上原虎重 うえはら-とらしげ

1890-1952 大正-昭和時代の新聞記者。
明治23年10月3日生まれ。大正6年「大阪毎日新聞」の海外留学生試験に合格し入社。インド,ロンドンに留学後,ニューヨーク,パリ特派員となる。昭和17年「東京日日新聞」(現「毎日新聞」)編集主幹,主筆。戦後退社したが,「毎日新聞」連載の「チャーチル大戦回顧録」の翻訳にあたった。昭和27年2月2日死去。61歳。群馬県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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