仍て件の如し(読み)よってくだんのごとし

精選版 日本国語大辞典 「仍て件の如し」の意味・読み・例文・類語

よって【仍て】 件(くだん)の如(ごと)

  1. 「そこで前記記載の通りである」の意で、書状証文などの最後に書き記す語句。「よって…件の如し」とも用いる。
    1. [初出の実例]「只今従執柄殿下召。仍可参拝侍者。追可注進之状如件」(出典明衡往来(11C中か)中末)
    2. 「此旨相背(そむ)くにおいては、かたく罪科に処せらるべきものなり。よってくだんのごとし」(出典:御伽草子・猫の草紙(江戸初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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