猿縛(読み)さるしばり

精選版 日本国語大辞典 「猿縛」の意味・読み・例文・類語

さる‐しばり【猿縛】

  1. 〘 名詞 〙 猿を縛るように、手足をいっしょに縛ること。ぐるぐる巻きに縛ること。また、背をかがめて顔が前につき出るようにかたく縛ること。
    1. [初出の実例]「さるしばりといふものに七重八重にしばりあげ」(出典:浄瑠璃・佐藤忠信廿日正月(1710頃)名所記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android