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名所記 めいしょき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

名所記
めいしょき

江戸時代前期の地誌,名所旧跡案内記のなかで文芸的色彩の濃い書の総称。仮名草子の『竹斎』などが名所記の先駆的作品であるが,実用的記述,すなわち名所旧跡の由来,道中の行程などが欠けており,名所記とはいえない。中川喜雲の仮名草子『京童 (わらべ) 』 (1658) が名所記の最初で,以後,山本泰順の『洛陽名所集』 (58) ,浅井了意の『東海道名所記』などが刊行された。名所記が後世に及ぼした影響は大きく,秋里籬島の『都名所図会』 (1780) 以下の名所図会類はその代表的な例である。

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デジタル大辞泉の解説

めいしょ‐き【名所記】

江戸初期に流行した名所案内記。また、それに類した作品群。「竹斎」「東海道名所記」などがある。

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大辞林 第三版の解説

めいしょき【名所記】

江戸前期に刊行された名所案内記。挿絵を伴うことが多く、のち名所図会に引き継がれる。中川喜雲「京童」、山本泰順「洛陽名所集」などに始まる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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