玄常(読み)げんじょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「玄常」の解説

玄常 げんじょう

?-? 「今昔物語集」にみえる僧。
京都の人。天台宗比叡(ひえい)山でまなび,つねに法華(ほけ)経を読誦(どくじゅ)した。戒律をまもり,人をみても鳥や動物をみてもおがんだ。のち播磨(はりま)(兵庫県)雪彦(せっぴこ)山にこもり,獣もなつき,ひと夏を100の栗,ひと冬を100の柚子(ゆず)ですごした。臨終に際しては心がみだれることなく法華経を読誦し,きえたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android