岩石学辞典 「玄武球顆状組織」の解説 玄武球顆状組織 塩基性の岩石の中に見られる組織で,通常は球顆は斜長石の繊維状結晶が放射状に集合して形成され,その粒間にはガラス,オージャイト,橄欖石などが含まれている.球顆組織をもつ岩石の外観はあばた(天然痘の痕)または斑状のように見える[Naumann : 1849, Tyrrell : 1926].ラテン語でvariolaは天然痘のこと.一般にvarioliteを球顆玄武岩と訳すが,組織名では玄武球顆状としている. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報