新撰 芸能人物事典 明治~平成 「玉川福太郎」の解説
玉川 福太郎
タマガワ フクタロウ*
- 職業
- 浪曲師
- 肩書
- 日本浪曲協会副会長
- 資格
- 調理師免許
- 本名
- 佐藤 忠士
- 別名
- 前芸名=玉川 忠士
- 生年月日
- 昭和20年 8月12日
- 出生地
- 山形県 飽海郡平田町(酒田市)
- 学歴
- 酒田工卒
- 経歴
- 高校卒業後、上京し銀座で中華料理を修業、調理士免許を取得。昭和43年3代目玉川勝太郎に入門、玉川忠士と名乗る。50年師匠の前名・福太郎を襲名。平成2年新作浪曲「浪花節じいさん」で芸術祭賞を受賞。16年日本浪曲協会副会長。堂々とした体格と強面の風貌ながら腰が低く、優しい口調で親しまれ、国本武春と並んで関東浪曲界の第一人者として活躍。同年「天保水滸伝」、17年「浪曲英雄列伝」の連続独演会は浅草・木馬亭の舞台にまで客を座らせるほどの盛況ぶりで、16〜17年には「天保水滸伝」をCD5枚でリリース。19年田植機を運転中に水田に転落し、その下敷きとなり急死した。
- 所属団体
- 日本浪曲協会
- 受賞
- フジサンケイグループ放送演芸大賞・ホープ賞〔昭和50年〕,芸術祭賞(演芸部門)〔平成2年〕「浪花節じいさん」 NHK浪曲新人コンクール優勝〔昭和49年〕
- 没年月日
- 平成19年 5月23日 (2007年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報