玉銭(読み)たません

精選版 日本国語大辞典 「玉銭」の意味・読み・例文・類語

たま‐せん【玉銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 博打に類する子どもの遊びの六道・穴一などで、投げてあてるのに用いる銭。
    1. [初出の実例]「留主の手習机のうへ、双紙に六道の切り書いて、天かまいかの玉銭を、一人打ったり飛び廻り、遊びにたわいなかりけり」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)九)
  3. 芸娼妓揚代玉代(ぎょくだい)下級の店でいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android