玉代(読み)ぎょくだい

精選版 日本国語大辞典 「玉代」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐だい【玉代】

〘名〙 芸娼妓などをあげて遊ぶための料金。はな。玉価(ぎょくか)。ぎょく。
※初すがた(1900)〈小杉天外〉二「あれで、玉代(ギョクダイ)三文掛るぢゃなしさ」

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デジタル大辞泉 「玉代」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐だい【玉代】

芸者娼妓しょうぎなどを呼んで遊ぶための代金花代。はな。ぎょく。

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世界大百科事典(旧版)内の玉代の言及

【芸者】より

…ほかに,お酌を経ずに芸者になることもあり,他の土地へ移籍することもあった。遊興料は玉代(ぎよくだい)と呼び,その単価を1本という。江戸時代に線香1本の燃える時間を単位とし,これを○印で記帳したなごりで,今はこれを時間に換算して用いている(例えば1本を40分または60分などと定める)。…

※「玉代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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