日本歴史地名大系 「王代記」の解説 王代記おうだいき 一冊成立 大永四年原本 畑川慶蔵解説 表紙とも四一丁の和装本で、前半一八丁が王代記、後半二一丁が年代記。窪八幡(現大井俣窪八幡神社)の別当上之坊(普賢寺)の住僧らが書継いだものといわれ、王代記は神代から後土御門天皇までの代ごとの記録を大永四年に書写し、年代記は継体天皇一六年から正保二年までを年ごとに記載する。王代記の寛正四年以降、年代記の文明一四年以降に甲州関係の記事が多く、甲斐戦国期の記録として重要である。活字本 武田史料集・影印甲斐戦国史料叢書二 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報