王概(読み)おうがい(英語表記)Wáng Gài

世界大百科事典 第2版の解説

おうがい【王概 Wáng Gài】

中国,清代初期の画家生没年は不明。秀水(浙江省嘉興)の人。南京で康熙年間(1662‐1722)に活躍した。初名は丐(かい)。字は安節。龔賢(きようけん)に山水を学び,また松石図を得意とした。周亮工をはじめ,金陵派の画家たちと交際が広く,〈天下熱客〉と称される。山水画の技法書《芥子園画伝(かいしえんがでん)》一集(1679)をつくり,ついで兄の王蓍(おうし),弟の王臬(おうげつ)とともに蘭竹梅菊・花鳥・草虫画を内容とする二・三集(1701)を編集した。

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世界大百科事典内の王概の言及

【王蓍】より

…黄公望風の山水画や,花卉(かき)・翎毛(れいもう)画を得意とした。弟の王概・王臬(おうげつ)も詩・画にすぐれ,絵画技法書《芥子園画伝(かいしえんがでん)》二集の蘭竹梅菊譜,三集の草虫翎毛花卉譜(ともに1701)を共編した。【新藤 武弘】。…

【芥子園画伝】より

…4集より成る。王概(安節)・王蓍(おうし)(密草)・王皋(おうこう)(司直)兄弟の編纂。芥子園は書物出版のパトロン李漁(笠翁)の南京にあった別荘名。…

【金陵八家】より

…前4者の代りに,陳卓,蔡霖滄(さいりんそう),李又李(りゆうり),武丹を入れる周亮工の説もある。さらに王蓍(おうし),王概,柳堉(りゆういく),高遇らを加えて金陵派と呼ぶ。明末の奇想の画家の影響による個性主義の傾向もみえ,周亮工を中心に遺民としてのつながりや,職業画家の性格をもつ画家などさまざまである。…

※「王概」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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