コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

芥子園画伝 かいしえんがでん Jie-zi-yuan-hua-zhuan

6件 の用語解説(芥子園画伝の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

芥子園画伝
かいしえんがでん
Jie-zi-yuan-hua-zhuan

中国,清の画譜。4集。李漁の序によれば,第1集は明の李流芳の「山水画譜」を王がいが増補,編集したもので康煕 18 (1679) 年刊。王がい,王蓍 (おうし) ,王げつ王氏3兄弟共編の第2集「蘭竹梅菊譜」と第3集「花卉 翎毛譜」は,ともに同 40年刊。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

かいしえんがでん〔カイシヱングワデン〕【芥子園画伝】

中国、清初に刊行された画譜。芥子園は南京の名士沈心友の別荘名または書店の名という。3集。初集は沈氏所蔵の明の李流芳の山水画譜を王槩(おうがい)が増補したもので、李漁の序がある。1679年刊。2・3集は王槩・王蓍(おうし)・王臬(おうげつ)兄弟が編した花鳥の画譜で1701年刊。日本には元禄(1688~1704)ごろに伝えられ、南画の発展に影響を与えた。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

芥子園画伝【かいしえんがでん】

中国,明末の画家李流芳が古来の名画を集めた《山水画譜》を,王概が増補編集して1679年刊行したもの。芥子園はこの山水画譜を所蔵していた沈心友の岳父李漁の別荘。初集として樹譜,石譜,山水譜等を集録し,技法を説明。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

かいしえんがでん【芥子園画伝 Jiè zǐ yuán huà zhuàn】

中国,清代の画譜。《芥子園画譜》と通称される。4集より成る。王概(安節)・王蓍(おうし)(密草)・王皋(おうこう)(司直)兄弟の編纂。芥子園は書物出版のパトロン李漁(笠翁)の南京にあった別荘名。李漁の女婿沈心友が明の画家李流芳(長蘅)の山水画集をもとに王概に増補を依頼し,1679年(康熙18)第1集が完成。最初に《青在堂書画浅説》として,簡単な歴代山水画論の抜粋,画材説明をのせ,ついで樹,山石,人物屋宇にわかち数多くの挿図により描写法を説明,終りに宋以後の有名画家の画譜を加える。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

かいしえんがでん【芥子園画伝】

中国、清初に李漁が刊行した画譜。芥子園は李漁の書室および書店の名。四集ある。初集は清の王概の編した山水画譜で1679年刊。二・三集は王概兄弟の共著による花鳥の画譜で1701年刊。四集は巣勲の編で人物画論などを載せる。日本にも早くから伝来して、南画家や浮世絵版画に影響を与えた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

芥子園画伝
かいしえんがでん

中国、清(しん)代の画譜。初集と二集がある。初め芥子園から刊行されたのでこの名がある。芥子園とは、清の文筆家李漁(りぎょ)が晩年に住んだ南京(ナンキン)の別荘名でもあり、初集には李漁の康煕(こうき)18年(1679)の序文が載る。初集は名家の山水画法を集め、分類したもので、当時の二流画家王(おうがい)が編集述作。各時代の画論の要旨を集録したあと、樹石など、山水の描法を分類して多くの図を載せている。二集は四君子(蘭(らん)竹梅菊)その他の花卉(かき)、草虫、(れいもう)(小鳥)の画譜で、王とその兄弟王蓍(おうし)、王(おうげつ)が1701年(康煕40)に編集したとするもので、通行本はこれを「二集」と「三集」に分けている。初集以下、南京で開版され、古画閲覧に恵まれぬ画家志望者の自習のための手引書として好評を得て、1782年(乾隆47)の再刻以来たびたび改版が行われてきた。1818年(嘉慶23)に四集が蘇州(そしゅう)で刊行されているが、これはこの画譜の売れ行きに便乗した偽托(ぎたく)本である。初集発刊後まもなく日本にも伝来し、翻刻本がつくられ、南画の発展普及に寄与した。[星山晋也]
『草薙奈津子訳『現代語訳 芥子園画伝』全2冊(1984・芸艸堂)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

芥子園画伝の関連キーワード大岡春卜高橋草山考古画譜画譜築山楽山王概王蓍芥子園画譜《十竹斎画譜》《石燕画譜》

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone