珪孔雀石(読み)ケイクジャクセキ

関連語 名詞 松原 加藤

精選版 日本国語大辞典 「珪孔雀石」の意味・読み・例文・類語

けい‐くじゃくせき【珪孔雀石】

  1. 〘 名詞 〙 含水珪酸銅を成分とした鉱物。腎臓状、葡萄状でもろく、緑色、青緑色の脂肪光沢をもつ。銅鉱床の酸化帯に産し、銅の鉱石となることもある。〔鉱物字彙(1890)〕

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最新 地学事典 「珪孔雀石」の解説

けいくじゃくせき
珪孔雀石

chrysocolla

化学組成(Cu2xAlx)H2xSi2O5OH4nH2Oの鉱物。直方晶系,空間群不明。格子定数a0.57nm, b0.89, c0.67。葡萄状,皮殻状などの集合体。ガラス,樹脂,土状光沢。劈開無。硬度2.5〜3.5。比重1.9〜2.4。緑,青緑,青色,不純物の影響で褐色ないし黒色,条痕明青色。二軸性負,屈折率α1.575〜1.585, β1.597, γ1.598〜1.635。ただし,隠微晶質〜非晶質なため,外観が似た銅の二次鉱物をとりあえず珪孔雀石としてきた可能性が高く,報告されてきた化学組成,晶系,格子定数,硬度,比重,光学性などのデータは不確実であり,1種類の鉱物としてとらえるのにも問題がある。ただ,IMAでは有効種として上記の化学式を採用している。銅鉱床の酸化帯に孔雀石などに伴って産出。名称はギリシア語の「金を接着するもの」に由来。

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