デジタル大辞泉 「現し身」の意味・読み・例文・類語 うつし‐み【▽現し身】 現在生きている身。うつせみ。「こうして―の女の肉に引きずられる執念は」〈石川淳・普賢〉[補説]江戸時代の国学者が上代語の「うつしおみ」また「うつそみ」「うつせみ」の原形を「現し身」と考えて作り出した語。書名別項。→うつしみ うつしみ[書名] 上田三四二の随筆。昭和53年(1978)刊行。副題「この内なる自然」。闘病を通じて死と向き合い、自然と身体の一体化を模索する自身の姿を描く。昭和54年(1979)、第7回平林たい子文学賞を受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by