…科学的批評の原理はテーヌによって明らかにされ,文学の歴史的・社会的研究はここに一応の体系化をみた。1870年には哲学上の主要著作《知性論》が出たが,この年の普仏戦争の敗戦と翌年のパリ・コミューンに衝撃をうけた彼は,その原因の究明をめざして未完の大作《現代フランスの起源》(1876‐93)に余生を費やした。フランス革命に対する彼の批判は,極度に否定的なものとなって現れたが,その雄弁な歴史叙述には高い文学的価値が認められる。…
※「現代フランスの起源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...