現在有体過未無体(読み)げんざいうたいかみむたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「現在有体過未無体」の意味・わかりやすい解説

現在有体過未無体
げんざいうたいかみむたい

仏教用語。部派仏教のうち経量部の教説で,人間存在ないし現象界を構成するもろもろ要素 (法) は,現在現れているかぎりにおいては実有であるが,過去未来においては無であるという主張説一切有部の「三世実有法体恒有」の説に対する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む