知恵蔵 「球団合併」の解説 球団合併 日本プロ野球の野球協約では、「この組織に参加する球団が他の球団と合併するときは、あらかじめプロ野球実行委員会およびオーナー会議の承認を得なければならない」として合併を認めている。1950年の2リーグ制スタート前後に何度も吸収合併を繰り返した歴史があるため。2004年6月、パ・リーグの近鉄とオリックスの2球団が合併を発表、9月8日の臨時オーナー会議で正式に承認された。新球団はオリックス・バファローズ。近鉄の年間赤字は40億円とされ、買い手がつかなかったための最後の手段と説明された。合併には、身売りで発生する球団加盟料(入会金5億円と預かり保証金25億円)の免除、フランチャイズの安定確保、経営陣との信頼関係などのメリットがある。 (武田薫 スポーツライター / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by