フランチャイズ(読み)ふらんちゃいず(英語表記)franchise

翻訳|franchise

デジタル大辞泉 「フランチャイズ」の意味・読み・例文・類語

フランチャイズ(franchise)

プロ野球球団が、ある都市本拠地として、そこで行われる試合に特別な興行権をもつこと。また、その本拠地。
親業者(フランチャイザー)が加盟店に対し、商号商標使用とともに与える一定地域内での独占的販売権。

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精選版 日本国語大辞典 「フランチャイズ」の意味・読み・例文・類語

フランチャイズ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] franchise 「特権を与える」意 )
  2. プロスポーツチームの本拠地。また、そこで試合する興行権を持っていること。
    1. [初出の実例]「あらゆる球団はフランチャイズ地に於ける巨人との試合によって厖大な黒字を得たのである」(出典:一刀斎は背番号6(1955)〈五味康祐〉六)
  3. チェーン店などに)一手販売権を与えること。また、その権利

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知恵蔵 「フランチャイズ」の解説

フランチャイズ

日本野球機構が加盟球団に与える、本拠地を占有する権利。地域権とも呼ばれ、球団には地域独占的な販売・営業権が与えられる。日本のプロ野球では1948年に試行され、52年から正式に実施。当時は、すべての球団が本拠地球場を持っていたわけではなく、他球団の本拠地球場で主催試合を行う球団もあった。72年、プロ野球の人気を全国に広げるため、それまで東京と関西に偏っていた本拠地を地方に分散させる動きが活発化。1球団3都府県のフランチャイズ制を1球団1都府県とし、その結果、読売ヤクルト東映ロッテは東京都、大洋は神奈川県、中日は愛知県、南海近鉄は大阪府、阪急と阪神は兵庫県、広島は広島県、太平洋クラブは福岡県をフランチャイズとした。その後も球団のフランチャイズ移転は繰り返され、88年にはダイエー南海ホークスを買収して福岡にフランチャイズを移し、92年には、ロッテオリオンズが千葉に移転して千葉ロッテマリーンズになった。2004年には日本ハムファイターズが本拠地を東京から北海道に移し、05年には東北楽天ゴールデンイーグルスが宮城県に本拠地を構えるなど北から南までフランチャイズの分散化が進んでいる。ある特定の経済圏を保護地域とするフランチャイズの考え方は、点としての地域密着型プロチームの育成と共に、点を結んで面を作る広域分散型のリーグ形成に有効な方法。

(原田宗彦 早稲田大学教授 / 2007年)

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ブランド用語集 「フランチャイズ」の解説

フランチャイズ

フランチャイズとはフランチャイザーが一定の条件でフランチャイジーに営業権を与え、対価としてロイヤリティを受け取る契約形態のことをいう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

とっさの日本語便利帳 「フランチャイズ」の解説

フランチャイズ

球団に保証された地域権のこと。自分の球場で行われる試合をホームゲームと呼び、一塁側ベンチに入り、後攻。迎えられるチームが、ビジター。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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