理当心地神道(読み)りとうしんちしんとう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「理当心地神道」の意味・わかりやすい解説

理当心地神道
りとうしんちしんとう

江戸時代初期,林羅山の唱道した神道説。王道神道ともいう。理当心地とは理は心地にあたるとの意。中世以来の神仏習合神道が江戸時代に入ってまったく排斥され,儒教神道ともいうべきものが発生したが,その口火を切ったもの。神道と儒道 (教) の別について,理は一つ,名のみ異なるとし,また三種の神器を智,仁,勇に配し,儒教の教理をそのまま神道の名において説いた。北畠親房以来の神道説から仏教を除いたものということができる。なお,唯一神道の秘伝的傾向を非難した羅山自身が,のちに理当心地神道を秘伝としたが,林家の子孫は神道を重視しなかった。

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