神器(読み)シンキ

デジタル大辞泉 「神器」の意味・読み・例文・類語

しん‐き【神器】

神を祭るのに使う器具
じんぎ(神器)

じん‐ぎ【神器】

《古くは「しんぎ」「しんき」とも》神から受け伝えた宝器。特に、三種の神器

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精選版 日本国語大辞典 「神器」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぎ【神器】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しんぎ」「しんき」とも )
  2. 神から受け伝えた宝器。神聖な貴いもの。
    1. [初出の実例]「方円不定、智水欲随神器之中」(出典:本朝文粋(1060頃)三・弁散楽〈秦氏安〉)
    2. 「国宝神器のいまにつたはれるも」(出典:正法眼蔵(1231‐53)伝衣)
    3. [その他の文献]〔老子‐二四〕
  3. 特に、皇位しるしとして歴代の天皇が受け継ぐ三つの宝物。八咫鏡(やたのかがみ)草薙剣(くさなぎのつるぎ)八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)の三つをいう。三種の神器。
    1. [初出の実例]「因以此神器、欲皇太子」(出典:続日本紀‐霊亀元年(715)九月庚辰)
  4. 天子の位。帝位。〔王命論〕
  5. しんき(神器)

しん‐き【神器】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神をまつるのに用いる器具。
    1. [初出の実例]「四柱大神と神器は、神道教職に属したるを以て」(出典:神教組織物語(1885)〈常世長胤〉中)
  3. じんぎ(神器)

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普及版 字通 「神器」の読み・字形・画数・意味

【神器】しんき

神聖なもの。帝位の印とする宝物。〔老子、二十九〕天下なり。爲すべからざるなり。爲すは之れを敗(やぶ)り、執るは之れを失ふ。

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